
- 生産品目:
- ナス、オクラ、ホウレンソウ、コマツナ、ブロッコリー
インド原産の淡色野菜で、世界中で栽培されており、煮る、焼く、揚げる、漬けるなどさまざまな料理に使用される万能野菜。現在の主流は黒紫色で長卵形のナスですが、大阪泉州の水なすや京都の賀茂なすのように、各地の気候風土に根ざした在来品種が数多く残っています。漬物に向くもの、焼き物に向くものなど、特徴を生かした郷土料理が地域に受け継がれています。
みんなが作っていないおいしい農産物を作りたい

野菜本来の味を出したいので露地栽培にこだわっていますが、皮が薄く柔らかいナスは、強い風が吹いただけで葉が実に擦れ傷が付いてしまい、それだけで商品価値が下がってしまいます。近年は猛暑が厳しく、焼けを防止するため影ができるように微調整しながら丁寧に葉搔きを行い、葉と実が擦れるのを防いでいます。また効率的に肥料を与えるために、定植の際にはナスの株と株の間に元肥と同じ肥料を500円玉大の大きさに固めて入れています。そうすることで、水やりや雨が降る際に自然と溶けだし肥料を与えることができます。

【消費者の皆さんへメッセージ】
気候の変動が激しく作物の栽培は年々難しくなっていますが、試行錯誤を繰り返して皆さんに満足してもらえる野菜を作っています。ぜひ、食べてみてください。
【今後挑戦したいこと】
私が農業を続けてこられたのは、周りの方々や消費者の方々に支えられていたからです。就農のきっかけでもありますが、親から継いだ畑を今後も守りつつ周りの方々を支え消費者の方にも満足してもらえる作物を栽培していきたいです。また、大阪市の難波周辺で盛んに栽培されていたとされる、なにわの伝統野菜「難波ネギ」の栽培に新しく挑戦していきたいと思っています。