太陽熱消毒と土壌消毒剤による消毒を紹介
暑い夏には土壌消毒を!
【太陽熱消毒】
- 10aあたり有機物(堆肥など)1tと石灰窒素100kgを入れ耕耘する。
- 小さな畝を作り、表面積を大きくする。漏水防止のため周囲に畦シートを入れる。
- ビニールなどで被覆し、ビニールの下に土を湿らせる程度に水を入れる。
- ハウスを密閉し、14~20日間放置する。途中で水を入れない。
- 終了後は圃場が乾いたら畝立てを行う。

【ポイント】
- 病害虫の多くが約60℃の温度で死滅するので、土壌内部の温度を60℃以上に到達させる。80℃に達するとほとんどすべての病原菌やウイルス、雑草の種子が死滅する。
- 7月中旬から8月中旬の晴天の日が多く太陽熱の効果を得やすい時期に行うとよい。
- 石灰窒素の成分が残る可能性があるため、土壌診断等を活用し、肥料の調整を行ってください。
【土壌消毒剤(ガスタード微粒剤)による消毒】
- 充分に耕耘する。土の塊が多いとガスが均一に広がらず、効果が不十分になる。
- 薬剤を均一に散布し、ロータリーを用いて深さ15~20cmまでしっかりと混和する。
- 土を握って形が崩れない程度に散水し、ビニールなどで土壌を被覆する。
(薬剤が土壌中の水分と接触してガス化し、消毒効果を発揮するため。) - 被覆を除去しガス抜きのため耕耘する。2~3日後、もう一度ガス抜きのため耕耘を行う。ガス抜きのための耕耘は2回以上行い、耕耘の深さは①の深さと同じ深さで行う。
- 土壌を広口瓶などに入れ発芽の早い種(ダイコン等)で発芽テストを行う。発芽状況が悪い場合は再度ガス抜きを行う。
この時、残さ等もできるだけ取り除く
(被覆期間の目安) 地温15℃以上7~14日間・地温12℃~15℃20日間
水稲斑点米カメムシ対策に畦の除草を!
暖冬の影響で今年もカメムシの発生が予測されます。斑点米カメムシの対策として出穂2週間前(お盆)までに畦の除草を行いましょう。除草剤を使用する場合はザクサ液剤とダイロンゾルの混用がオススメです。今回は混用方法について説明します。
混用手順
- 水を入れる
- まずダイロンゾルを入れてよくかき混ぜる
- ザクサ液剤を入れてよくかき混ぜる
| 畦1m幅の長さ | 50m | 100m | 500m | |
|---|---|---|---|---|
| 散布薬液量(水の量) | 5L | 10L | 50L | |
| ダイロンゾル | 400倍 | 12.5ml | 25ml | 125ml |
| ザクサ液剤 | 100倍相当 | 50ml | 100ml | 500ml |
| 200倍相当 | 25ml | 50ml | 250ml | |
散布時期
春(4~5月下旬頃)または夏(6月下旬~7月下旬頃)のいずれかに1回散布。
斑点米カメムシの対策には、夏散布を行うと、9月まで効果が続くので効果的です。
ポイント
草むらにノズルを入れて土にも薬液がかかるようにしっかりと散布してください。
雑草が大きくなる前に散布してください。草丈15cmまでが散布の目安です。
地表部の雑草はザクサで枯死
TACイエロー今年はスーパーエルニーニョ現象のため、台風が大型化すると予想されています。ハウスの補強など早めの対策を行いましょう!







![[JAカード会員さま限定]ご入会サンクスプレゼント](https://www.ja-sakai.or.jp/wp-content/themes/ja_sakai_ws/images/banner_blank12.jpg)



今年も暑い夏になると予想されています。
作物の栽培が難しい夏の期間に土壌消毒を行い、病害虫や雑草対策を行ってみてはいかがでしょうか?
今回は太陽熱消毒と土壌消毒剤による消毒を紹介します。