ハクサイ
堺のめぐみ

鍋料理には欠かせない!
栄養バランスのよい淡色野菜!
旬の時期:11~2月
ハクサイ

基本情報

ハクサイはアブラナ科の野菜で、中国北東部が原産といわれ、日本では明治時代に本格的に導入されました。現在では日本の生産量はダイコン、キャベツに次いで3番目に多い野菜となり、鍋料理や漬物など家庭料理に欠かせない冬野菜の代表格です。大きな産地として冬は茨城県や兵庫県、夏は長野県や北海道で生産量が多いです。

特徴
鍋料理には欠かせない!

中国では結球、半結球、非結球の3タイプがありますが、日本でハクサイと言えば結球するものを指します。品種としては、収穫時期によって早生から晩生まであり、中身が黄色やオレンジになるもの、柔らかく生でも食べられる小ぶりのミニハクサイなどがあります。鍋料理に欠かせない野菜ですが、漬物(ぬか漬けやキムチ)や中華料理などさまざまな食べ方がされています。

ハクサイ
栄養
栄養バランスの良い淡色野菜!

野菜の中では低カロリーで、各栄養素も多くはないですが、ビタミンCやビタミンB群、食物繊維、カリウム、ビタミンK、葉酸などをバランスよく含有する淡色野菜です。外葉の緑色の部分には、β-カロテンも含まれています。味が淡泊で飽きがこないため、一度の食事でたくさん食べることができ、食物繊維を多く摂取できるので、便秘の解消や、高血脂症や糖尿病の予防に役立つと考えられています。

ハクサイ

おいしい食べ方

選び方

持ったときにズシリと重く、葉先までかたく巻きがしっかりしていて、上部を押すと弾力があるもの、底面の切り口が白くみずみずしいものがよいです。カットして売られているものは、葉がすき間なくギッシリと詰まっており、古くなると切り口が盛り上がってくるので、断面が平らなものにしましょう。

保存方法

カットすると傷みが早いので、使う際は外葉から使い、残りは丸のまま新聞紙に包んで冷蔵庫の野菜室か冬であれば冷暗所に立てて保存します。カットしてあるものは、しっかりとラップを巻いて冷蔵庫の野菜室に立てて保存します。

生産者のご紹介
田中 正剛さん

収穫の楽しさを味わってほしい

田中 正剛さん

堺市南部の鉢ヶ峯地区を中心に水稲10ha、畑3haで米や野菜類を栽培しており、地元の直売所「コスモス館」で販売と、収穫体験をしています。幼稚園や保育園などの団体向けにサツマイモ掘りや冬野菜の収穫体験もしており、ハクサイは自分で大きな株を引き抜いて、そのまま持ち帰ってもらいます。大きな袋に入れて背負って持ち帰る姿はサンタクロースのようで、ほほえましく思っています。

レシピ

作ってみよう

フライパンで簡単!ハクサイのクリーム煮

材料(3人分)
ハクサイ
300g
タマネギ
1/2個
ニンジン
1/2本
サトイモ
4個
鶏もも肉
150g
バター
大さじ2
小麦粉
大さじ4
コンソメキューブ
1個
200ml
牛乳
500ml
塩・こしょう
適量
パセリ
少々
フライパンで簡単!ハクサイのクリーム煮
作り方
  1. ハクサイはざく切り、タマネギは1cm幅に切る。
    ニンジン、サトイモ、鶏もも肉は一口大に切る。
  2. フライパンにバターを入れ、1を加えて炒める。
  3. 2のタマネギに透明感が出てきたら、小麦粉を加えてダマがなくなるまで炒める。
  4. 3に水とコンソメキューブを加えて、沸騰したら牛乳を加える。
  5. 4のニンジン、サトイモがやわらかくなり、とろみが出るまで中火で加熱する。
  6. 5に塩・こしょうを加えて味を調える。
  7. 6を皿に盛り、パセリを散らす。