イチジク
堺のめぐみ

上品な甘味でなめらか食感!
生薬にも用いられる健康果物!
旬の時期:8月から11月
イチジク

基本情報

大阪府とJAグループが選定する「なにわ特産品」のひとつに「大阪いちじく」があり、大阪府のイチジク収穫量は全国でもトップクラスです。羽曳野市や河南町は国内有数の産地となっていますが、堺市でも盛んに栽培されています。

特徴
生食や加工品にと用途は多種多様!

イチジクの葉をアダムとイヴが身に着けていたというほど古くから栽培されている果物です。漢字で「無花果」と書きますが、イチジクの中にあるつぶつぶがイチジクの花で、春から初秋にかけて実の中に白い花を付けて肥大します。しかし外側からは花が見えないためその漢字になったとされています。果実は生食の他に乾燥イチジクとしても多く流通しています。それ以外にもジャムやコンポートにしたり、スープやソースの材料として、またワインや酢の醸造用などさまざまな用途をもちます。

イチジク
栄養
不老長寿の果物!

イチジクは「不老長寿の果物」といわれるくらい栄養が豊富な果物です。「ペクチン」という水溶性食物繊維を多く含み、便を柔らかくすることで便通を改善し腸内環境を整える働きが期待でき、さらにコレステロールや糖質の吸収を抑える働きも期待できます。タンパク質を分解するフィシンという酵素を含んでいるため、食後にデザートとして食べると消化を助けてくれる効果が期待できます。また、アントシアニン(赤色部分)も含まれるため高い抗酸化作用がありアンチエイジング効果にも期待できます。

イチジク

おいしい食べ方

選び方

ぽってりと丸みがあり、付け根の切り口付近まで色付いている物を選びましょう。果皮にハリと弾力があり傷や傷みが無いかも確認しましょう。おしりが少し割れていたり、割れかけている物は完熟しているので食べ頃です。

保存方法

日持ちしないため食べ切れない場合は、ビニール袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。数日食べられない場合は、皮をむいてぴったりとラップで包み冷凍保存するか、ジャムやコンポートに加工するのがおすすめです。

生産者のご紹介
田中 篤さん

地場産イチジクを地域に広めたい

田中 篤さん

イチジク・タマネギ・ダイコン・キクナ・コマツナなどを栽培し、ハーベストの丘農産物直売所「またきて菜」や市場、スーパーマーケットに出荷しています。