ミカン(温州ミカン)
堺のめぐみ

冬のおいしい風物詩!
日本を代表するかんきつ類!
旬の時期:10月~2月
ミカン(温州ミカン)

基本情報

江戸時代後半にミカン産地として有名だった中国の温州市から名付けられ、温州市の種子を日本でまき、偶然生まれた独自品種といわれていましたが、最近では、鹿児島県の長島町が本種の原産地という説が有力となっています。日本を代表するかんきつ類で、和歌山県や愛媛県が有名ですが、堺市南部でも盛んに栽培されています。

特徴
冬を代表する果物!

「温州ミカン」は、皮がやわらかくてむきやすく食べやすいのが特徴。ハウス栽培が盛んになり夏~翌春まで出回るようになりましたが、大きく分けて9~10月に収穫される極早生品種、10~12月に収穫される早生品種、11~12月に収穫される中生品種、11月下旬~12月に収穫される晩生品種があります。「冬はこたつでミカン」と風物詩にもなっている冬を代表する果物で、調理せずそのまま食べられることが多いですが、最近では、生食以外でもフルーツサンドやスムージーなど加工用としても人気です。

ミカン
栄養
まさにビタミンの宝庫!

毛細血管や歯、軟骨などを正常に保つ効果が期待できるビタミンCや、捨ててしまいがちな袋や筋には毛細血管を丈夫にする効果が期待できるヘスペリジン(ビタミンP)などが豊富に含まれています。また、オレンジ色の成分であるβ-クリプトキサンチンにはがん抑制効果が期待できます。

ミカン

おいしい食べ方

選び方

皮の色が濃く鮮やかでハリとツヤがある物を選びましょう。また、皮がふかふかと浮いていない重量感がある物が良いです。へたは小さめでも緑色の方がおいしいとされています。

保存方法

へたを下に向け、直射日光の当たらない風通しの良い場所で保存しましょう。夏場は冷蔵庫の野菜室で保存するのがおすすめです。また、傷んだミカンは別にしましょう。

生産者のご紹介
喜多 一行さん

おいしいミカンを作ってお客さんを喜ばせたい

喜多 一行さん

代々続くミカン農家で、観光農園を含むミカン山を150aと水稲約20aを家族で管理し、ミカン狩りのほか、サツマイモ掘りやダイコン引きなどの収穫体験ができる観光農園を経営しています。

村木 一民さん

子どもたちの笑顔に癒されて

村木 一民さん

約700本(約7反)の木を管理し、ミカン農園を58年営んでいます。主な品種は温州の「興津」や「宮川」、「大岩」です。土面の固い所は耕してやわらかくしたり、有機肥料を施用するなど土作りにはこだわっています。