家庭菜園

シソ

シソ

葉菜類・シソ科 シソ

品種

通常、多く用いられるのは緑色の「青ジソ」と赤紫色の「赤ジソ」ですが、それぞれに葉が縮れる『ちりめん青』『ちりめん赤』があります。実ジソ用には『うら赤』が適しています。

特性

原産地は、中国中南部からヒマラヤ地方。日本へは古くから伝わり、野生化もしています。
和風料理には欠かせない香味野菜です。収穫時期や部位を変えれば五変化するという使い道の広さが特徴です。
育て方は優しく、プランター栽培にも適しているので、庭先やベランダなど、身近で栽培しておくと便利です。

作型

普通栽培

普通栽培

芽物栽培

葉物栽培

栽培のポイント

育苗箱に種をまき、育つにつれてベッドに移植し、本葉4枚ほどの苗に仕上げて畑に植えます。毎年栽培している畑では、4月ころにこぼれた種が発芽するので、これを移植して苗に仕上げてもかまいません。ただし、形質が退化し、葉の形や色、とくに縮みが不良な株がでやすいので、良い形質のものを選んで植えます。良品質の葉や花、穂をとるためには、肥切れさせず、夏に敷きわらをして防乾をします。
花芽は短日状態になると分化するので、電灯(新聞の文字が読める程度の明るさ)で夕方から夜9時ごろまで照らして分化を防ぐと、秋にも良質の大葉が得られます。

苗作り

畑の準備

植え付け

初めは育成が遅く、収穫できる葉が少ないため、1ヵ所に2株植える。以後、2本立ちで良いが、込み合うようなら、1本にする。

追肥・敷きわら

草丈が15~20cmのころ、ベットの両わきに追肥し、クワで土と混ぜてベットに上げる。以後、半月に一度くらい、少量の追肥を行う。

乾燥を嫌うので、夏期に敷きわらをする。

収獲と利用法

つま物や汁の実に簡単な芽ジソ作り