奥野 正人さん

奥野 正人さん

生産品目:
ブドウ、ミカン、ビワ、柿

ブドウは諸説ありますが、中近東が原産といわれ、古代ヨーロッパや中国などへと広まり、日本には原産地から中国を経て奈良時代に渡ったとされており、その後、江戸時代から栽培が本格化したと言われています。海外では主にワインの原料として栽培されており、デラウェアや巨峰など生食する品種が多いのは日本ならではです。主な産地は山梨県や長野県、山形県などです。

現在育てている品種をより良くしていきたい

幼少期から父の手伝いをしており、会社員を経て就農。120a程の広さでミカンやブドウ、ビワや柿などを栽培し、主にミカンは父が、他の果樹は私が管理しています。以前はミカンや柿の栽培が中心でしたが、季節に応じて出荷できるように、10年程前から他の品種の栽培を始め、ブドウは約5a程のほ場で栽培しています。8月から10月頃まで出荷できるよう、サンヴェルデやシャインマスカット、紫苑など7種類のブドウをハーベストの丘農産物直売所「またきて菜」へ出荷しています。周りにブドウを栽培している農家がいなかったので独学で調べ、試行錯誤しながら栽培しています。ブドウは雨に弱いので、雨除け栽培という直接ブドウに雨がかからない方法で栽培しています。栽培を始めたころは幹に水がかかり、木を弱らせたこともありました。また、収穫間近に水をやりすぎると実が裂果するので、木や土の状態を見ながら水やりをしています。種無しブドウを栽培するには、ジベレリンという植物ホルモン液に、種を除くためと、果実を肥大させるために2度浸けます。一つ一つの果房に対して手作業で行うので、効率良く作業ができるよう棚の高さを自身の身長に合わせて作っています。お客さんにより良い品物を提供するために剪定や摘果などの手間は惜しみません。

【消費者の皆さんへメッセージ】
栽培している品種の中でも、「サンヴェルデ」という品種が私のおすすめです。ブドウだけでなくミカンや柿、ビワなどの様々な種類の果物を季節に応じてハーベストの丘農産物直売所「またきて菜」に出荷しています。ぜひ、「またきて菜」に足を運んでいただき、食べてみてください。

【今後挑戦したいこと】
自分で栽培を始めたブドウを消費者の皆さんにもっとおいしく食べてもらえて、手に取っていただけるように、房の形や粒の大きさの揃ったブドウを栽培していきたいです。

「またきて菜」で
お買い求めいただけます!

農産物直売所「またきて菜」