上田 裕貴さん

上田 裕貴さん

生産品目:
ダイコン・ニンジン・タマネギ

ダイコンは、弥生時代に中国から日本に伝わり、一般に食べられるようになったのは江戸時代からです。多くの品種があり、日本においても品種は豊富で、世界一大きく重い「桜島ダイコン」や、世界一長い「守口ダイコン」などがあります。日本で最も生産されている野菜のひとつで、主に流通している品種は、甘味がありみずみずしい青首ダイコンです。

好きな野菜を育てられる

子どもの頃から農業が身近にあり、父母や祖父が作業する畑をよく手伝っていました。大学卒業後に会社員を経て、26歳の時に就農しました。現在は、両親と妻と私の4人で7反5畝の畑を管理し、ダイコン、ニンジン、タマネギなどを栽培しています。栽培したダイコンやニンジン等の農産物は4Hクラブの仲間と堺市学校給食へ納品したり、直売所に出荷しています。ダイコンは、青首ダイコンの「冬自慢」という病気に強く、収量も安定している品種を栽培しています。管理しているほ場は、淡路島の川砂をいれた砂地です。土砂降りの雨が降ると畝が崩れ肥料や種子が流れやすいという難しさはありますが、水はけが良いので病気にかかりにくいという利点があります。肥料には乾燥した鶏フンを使用することで周辺の住民の方への匂いの影響も少なく、肥料持ちの良い土づくりをしています。

また、コート種子という、種子が発芽するまでに必要な肥料と病害虫を防除するのに必要な農薬を包み込んだBB弾ほどの大きさの種子を使っています。この種子を利用することで発芽する確率も高くなり、安定した収量を見込むことができます。色んな品種を試し、その中で自分の好きな野菜を育てられることが私のやりがいになっています。

【消費者の皆さんへメッセージ】
私が管理しているほ場では、井戸から塩分濃度の低い海水を引き上げて水やりをしています。そのため、海水に含まれるミネラルを含む土壌で農作物を健康的に育てています。ぜひ、手に取って食べてみてください。

【今後挑戦したいこと】
規模の拡大を図るよりも学校給食への出荷量を増やし、地元の子どもたちに地域で栽培されている新鮮で安全・安心な農産物を食べてもらう機会を増やしていきたいです。

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