池﨑 魁人さん

池﨑 魁人さん

生産品目:
タマネギ・トマト・キュウリ・ダイコン・コマツナ・ホウレンソウ・水稲等

タマネギはヒガンバナ科の野菜で、中央アジアが原産といわれ、紀元前古代メソポタミア時代や古代エジプトですでに栽培されていた現存する最古の栽培植物といわれています。家庭料理に欠かせない存在ですが、日本に導入されたのは明治時代と、比較的新しい野菜です。大きな産地としては北海道や佐賀県があり、兵庫県淡路島や大阪府泉州地域も産地として有名です。

祖父のやり方に新しいことも取り入れて

祖父が専業農家をしており、大学で農業の勉強をしてから就農しました。祖父に教えてもらいながら始め、今では畑1反(うちハウス8a)で野菜と4反の田んぼで水稲を栽培しています。タマネギとダイコンは主に堺市内学校給食中心に出荷しており、他に農産物直売所「またきて菜」や登美丘支所朝市、スーパーや市場に出荷しています。ハウスの前ではトマトを中心にした直売を祖父の代から20年以上続けており、今では口コミにより遠方からわざわざ買いに来てくれる人もいます。土づくりで堆肥を入れるなどの祖父がやっていたやり方は、手間がかかるけど理にかなっているので踏襲しています。また、4Hクラブの勉強会や仲間との情報交換をしながら、新しいことも取り入れています。4Hクラブの仲間とは学校給食の出荷なども協力しており、とても刺激を受けています。

作業風景
圃場
茎が倒れたら収穫のサイン!

【消費者の皆さんへメッセージ】
旬の新鮮なタマネギは、薄くスライスして少し水にさらすだけで辛味が少なくなり、生食でも食べやすく、ポン酢をかけるだけでとてもおいしいです。学校給食では堺産のタマネギを子どもたちに食べてもらい、地場産の良さを知ってほしいです。農産物直売所「またきて菜」で販売している“堺の玉葱すーぷ”は、ぼくたち4Hクラブが給食用タマネギの規格外品を使い、加工業者に委託して作っています。栽培したタマネギを無駄なく使うことは食品ロスを減らすSDGsの取り組みにもつながっています。

【今後挑戦したいこと】
今はいろんな人に助けてもらっているので、しっかりと栽培技術を身に付け、自立できるようにしたいです。いろいろな品種を試したりして試行錯誤しながら、ゆくゆくは品評会で賞が取れるようなトマトを作ったり、タマネギ作りを通じて、子どもたちの食育に貢献できるように学校給食の出荷を続けていきたいです。

「またきて菜」で
お買い求めいただけます!

農産物直売所「またきて菜」