それいけ!食農探検隊
農具の基本、鍬
NEW農具の基本、鍬
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よっしゃ。やるぞー!
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ちょっと。鍬をそんなに高く振りかぶらないでよ。危ないでしょ。
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そうね。鍬で耕すときは顔の高さまで持ち上げたら、刃の重みで振り下せば良いのよ。力を入れすぎることはないわ。刃物だから注意しましょうね。
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はーい。ところで、鍬は耕す以外にどんなことができるんですか?
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今持っている刃が長方形の平鍬なら、土寄せ、草取り、畝立てというところかな。それに田んぼの畔塗りもやったじゃない。
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平鍬ならって…。それじゃ、違う形の鍬もあるんですか?
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大きく分けると平鍬、唐鍬、備中鍬かな。唐鍬は刃が厚くて頑丈で丸みを帯びているの。少し重くなっているから、その重さを生かして荒れ地を開こうとするときに最適ね。備中鍬は厚い刃先が2つから6つに分かれているのが特徴ね。固かったり粘土が多い土を耕したいときに活躍するわ。ただ土の状態は場所によって千差万別。細かくいえばその土地ごとに様々な鍬が使われているのよ。
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鍬はいつごろから使われるようになったんですか?
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遺跡に残る世界各地の壁画に描かれているくらいだから、人類が農耕を始めるとすぐに使われだしたようだ。
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どんな物で鍬を作ったんですか?
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最初の鍬はすべて木で作られていたようだが、壊れやすいからか、やがて金属を刃先に使うようになったんだ。日本で金属製の刃先の鍬が広まるのは現在の堺市からだともいわれているんだ。
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どういうことですか?
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堺市には百舌鳥古墳群がある。造られたのは今から1500年くらい昔だ。機械など無いからすべて人力だったんだが、どれだけ多くの人を集めても素手では無理だ。道具として鍬や鋤を多く作る必要があった。そこで鍛冶屋さんも大勢集められたそうだ。
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古墳造りが終わった後、集められた鍛冶屋さんたちはどうしたんですか?
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そのころには鍬や鋤も広まっていたから、鍬や鋤を作ったり修理できる鍛冶屋さんは重宝された。堺の地に留まっても出身地に戻っても日本全国どこでもね。堺では戦国時代になると鉄砲鍛冶に、現在ではプロの料理人が好んで使う包丁である堺打刃物作りへと技術が伝承されているんだ。
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機械化が進んだ現在では鍬も鍛冶屋さんも活躍場所が少ないですよね?
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どんな田畑でも隅々まで機械で耕すことなどできないし、そもそも機械が入れない棚田や段々畑では主力だ。最近では専門家の農家さん用よりも家庭菜園用のものが人気がある。修理をするのも鍛冶屋さんでないと上手くいかないから、まだまだ伸びしろはあるよ。
補足
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鍬も手入れを怠ればすぐに使えなくなります。特に刃先は金属でできていますので、使った後はすぐに水洗いして汚れを落とし、乾いた雑巾などでていねいに水気をふき取って錆びたりしないようにしましょう。立てて置くときは刃先を壁に向けて、寝かして置くときは刃先を下にしましょう。間違っても肩にかついだり、振り回したりしないように!







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