それいけ!食農探検隊

  • それいけ!食農探検隊
  • #009

手間暇てまひまかかる美味おいしさ

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手間暇てまひまかかる美味おいしさ

  • キャラクター

    これより、食農探検隊会議しょくのうたんけんたいかいぎ開催かいさいする。今回こんかい議題ぎだいは?

  • キャラクター

    今回こんかい議題ぎだいは「ちゃわんしにれることがある、ゆりはきれいなはなのユリとおな植物しょくぶつですか」です。基礎情報きそじょうほうとして、ゆり栄養えいよう効能こうのうについてあぐりちゃんからの報告ほうこくです。

  • キャラクター

    報告ほうこくします。ゆりはユリの根元ねもとつちなかにできる変形へんけいした鱗茎りんけいです。鱗茎りんけい食用しょくようとする野菜やさいほかにはタマネギなどがあります。ふくまれている栄養えいよう炭水化物たんすいかぶつおおいですが、高血圧こうけつあつ予防よぼうになるカリウムや発育はついくたすける葉酸ようさんなどがあります。

  • キャラクター

    では、きれいなはなかせているユリの根元ねもとこすと美味おいしいゆりがある、ということかな?

  • キャラクター

    現在げんざい食用しょくようとされているのはコオニユリ、オニユリ、ヤマユリ、カノコユリの4しゅです。そのほかのユリはべないほうが無難ぶなんです。アクがおおくてにがいからべられないならまだしも、どくふくんでいる場合ばあいもありますから。食用しょくようのユリでも観賞用かんしょうようとして販売はんばいされている場合ばあいは、病気びょうき予防よぼうのためくすりひたしていることがおおいのでべてはいけません。

  • キャラクター

    ゆりべているのはどこのくにかたたちかしら?

  • キャラクター

    日本にほんでも15しゅ自然しぜんえているユリは、北半球きたはんきゅうひろ分布ぶんぷしていて自然しぜんのままの原種げんしゅも100しゅくらいあります。ただし、鱗茎りんけい食用しょくようてきしているユリはひがしアジアにかぎられていて、べているのは日本にほん中国ちゅうごくくらいだとされています。両国りょうこくともふるくから薬用やくようにもされてきました。以上いじょうです。

  • キャラクター

    ゆり素揚すあげはホクホクかんくちなかひろがって美味おいしいね。つぎ報告ほうこくは?

  • キャラクター

    つづいて、ゆり栽培さいばいについていっとくんからの報告ほうこくです。

  • キャラクター

    報告ほうこくします。あぐりちゃんの報告ほうこくにもあったとおり、日本にほんでも15しゅのユリが自然しぜんえています。奈良時代ならじだい古事記こじき万葉集まんようしゅうにははなでていたことはかれていますが、ゆり食用しょくようにしていた確実かくじつ記録きろく江戸時代えどじだいまでありません。この記録きろくには栽培方法さいばいほうほうかたかれています。

  • キャラクター

    はじまりははっきりしないが、おそくても江戸時代えどじだいにはゆり栽培さいばい食用しょくよう一般的いっぱんてきになっていたんだね。では、現在げんざいではどこで栽培さいばいされているのかな?

  • キャラクター

    ユリは基本的きほんてき高温こうおん多湿たしつきらいます。かつてゆりは、日本全国にほんぜんこく栽培さいばいされていましたが、現在げんざいでは北海道ほっかいどうがそのほとんどを生産せいさんしています。ユリはたね球根きゅうこん以外いがいにも、わきおおきくなった零余子むかご地下茎ちかけいおおきくなった木子きごやすことができます。ただし、ちいさなたね零余子むかご木子きごからべられるおおきさのゆりつくろうとすると5ねんはかかります。

  • キャラクター

    なぜ、ゆり栽培さいばいはそんなに時間じかんがかかるの?

  • キャラクター

    まず、はるえてあきすことを4ねんおこなって球根きゅうこんおおきくします。はないてはおおきくならないので、つぼみがいたらすぐにります。ふゆあいだもおがくずで保護ほごして保管ほかんします。4ねんかけておおきくした球根きゅうこんえてやっと、球根きゅうこんまわりに食用しょくようとできる鱗茎りんけいきます。しかも、おなはたけえると病気びょうきになりやすい作物さくもつなので、毎年まいとしはたけえてえる必要ひつようがあります。以上いじょうです。

  • キャラクター

    はたけまでえてやる必要ひつようがあるのか。5ねん年月ねんげつわせてかんがえると、ゆりちいさくても、手間てまひまもかかる、ぜいたくなものなんだね。

補足

  • キャラクター

    ユリは、食用しょくようともされている4しゅふくめて、うつくしいはなかせます。世界的せかいてきてもふるくからうつくしさの象徴しょうちょうとされています。よりうつくしいものをもとめて、東西とうざいわず、ユリの品種改良ひんしゅかいりょうおこなわれてきました。日本にほんふくひがしアジアが原産げんさんのヤマユリ、カノコユリ、テッポウユリなどは、そのうつくしさとかぐわしさでヨーロッパのかたたちも魅了みりょうし、現在げんざい花屋はなやかざおおくのユリの原種げんしゅとなっています。