それいけ!食農探検隊

  • それいけ!食農探検隊
  • #045

ピーマンとなかまたち

  • それいけ!食農探検隊
  • #045

ピーマンとなかまたち

  • キャラクター

    これより、(しょく)(のう)探検(たんけん)(たい)会議(かいぎ)開催(かいさい)する。今回(こんかい)議題(ぎだい)は?

  • キャラクター

    今回(こんかい)議題(ぎだい)は「ピーマンとパプリカやシシトウの(ちが)いは(なに)ですか」です。(はじ)めに、ピーマンの栄養(えいよう)効能(こうのう)についてあぐりちゃんからの報告(ほうこく)です。

  • キャラクター

    報告(ほうこく)します。ピーマンはミカンなどの柑橘類(かんきつるい)にも()けないくらいのビタミンCの宝庫(ほうこ)です。(あか)黄色(きいろ)(じゅく)したピーマンはレモン果汁(かじゅう)(やく)(ばい)のビタミンCを(ふく)んでいますし、未熟(みじゅく)(みどり)ピーマンでも1()半分(はんぶん)大人(おとな)の1(にち)(ぶん)がまかなえます。(たね)やわたには血行(けっこう)()くするピラジンが(ふく)まれているため、()(のぞ)かずに()べることがおすすめです。

  • キャラクター

    定番(ていばん)料理(りょうり)のピーマンの肉詰(にくづ)めは美味(おい)しいし、()(きら)いせずに()べたいね。でも、()べきれないときはどうしたら()いのかな?

  • キャラクター

    冷蔵(れいぞう)()野菜(やさい)(しつ)ポリ()(ぶくろ)づめのピーマンを()れると、1週間(しゅうかん)くらい保存(ほぞん)できますが、どうしても()()れないときは、細切(ほそぎ)りにして冷凍(れいとう)するとより(なが)期間(きかん)保存(ほぞん)できます。ただし、解凍(かいとう)すると栄養(えいよう)(なが)()てしまうので、(こお)ったまま(いた)(もの)使(つか)うことがおすすめです。

  • キャラクター

    保存(ほぞん)にも調理(ちょうり)にも工夫(くふう)すれば(なが)期間(きかん)美味(おい)しくいただけるわけね。それにしても、()どもが(きら)いな野菜(やさい)代表(だいひょう)みたいにいわれるピーマンがレモン果汁(かじゅう)よりビタミンCを(おお)()っているなんて意外(いがい)ね。

  • キャラクター

    ビタミンCはアルベルト・セント=ジェルジ博士(はかせ)によってピーマンから発見(はっけん)されました。博士(はかせ)はこの発見(はっけん)と、(からだ)(たい)するビタミンCの(はたら)きを解明(かいめい)したことで1937(ねん)にノーベル生理学(せいりがく)医学(いがく)(しょう)受賞(じゅしょう)されました。以上(いじょう)です。

  • キャラクター

    ピーマンはノーベル()(しょう)にも(かか)わりがあるのか。身近(みぢか)にあってもあなどってはいけない一例(いちれい)といえるんじゃないかな。(つぎ)報告(ほうこく)は?

  • キャラクター

    (つづ)いて、ピーマンの歴史(れきし)についていっとくんからの報告(ほうこく)です。

  • キャラクター

    報告(ほうこく)します。ピーマンはナス()()トウガラシ(ぞく)(ぞく)します。(じつ)はピーマンは元々(もともと)トウガラシでした。トウガラシは7世紀(せいき)のメキシコの遺跡(いせき)から発見(はっけん)されていますが、18世紀(せいき)のアメリカで辛味(からみ)(おさ)えたものに(つく)()えられてピーマンが誕生(たんじょう)しました。明治時代(めいじじだい)になって日本(にほん)(つた)わりました。

  • キャラクター

    ピーマンとパプリカやシシトウの(ちが)いは(なに)かな?

  • キャラクター

    ピーマン、パプリカ、シシトウは学問的(がくもんてき)にはすべてトウガラシです。明確(めいかく)(ちが)いが()いのです。辛味(からみ)(おさ)えたものの(なか)で、(ちい)さくて細長(ほそなが)いものをシシトウ、()(にく)(うす)くて()ぶりなものをピーマン、()(にく)(あつ)くて全体的(ぜんたいてき)(おお)きなものをパプリカと()()けています。

  • キャラクター

    ピーマンは日本(にほん)ではどう(あつか)われていたの?

  • キャラクター

    (つた)わった当時(とうじ)からピーマンは独特(どくとく)苦味(にがみ)(きら)われていて、ほとんど、()べられることは()く、(わす)れられた存在(そんざい)でした。(わす)れられていたから規制(きせい)されることも()く、戦後(せんご)()ぶように()れるようになります。()れるようになって、貴重(きちょう)栄養(えいよう)(げん)として見直(みなお)され、(ひろ)がっていきました。以上(いじょう)です。

  • キャラクター

    ピーマンこそ、()いものは(はじ)めは(きら)われていても、いつかは()()()一例(いちれい)だね。

補足

  • キャラクター

    ピーマンは()どもが(きら)いな野菜(やさい)代表(だいひょう)です。その原因(げんいん)独特(どくとく)苦味(にがみ)にあることは(あき)らかですが、完熟(かんじゅく)して(あか)黄色(きいろ)になったピーマンは苦味(にがみ)(すく)なく、むしろ(あま)いのです。近年(きんねん)改良(かいりょう)によって緑色(みどりいろ)状態(じょうたい)でも苦味(にがみ)(すく)ない、()ども()けの品種(ひんしゅ)市場(しじょう)出回(でまわ)るようになっています。「ピーマンは(にが)い」と()()けることは時代遅(じだいおく)れになっているのかもしれませんね。