それいけ!食農探検隊

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  • #028

イチジクの木きを庭にわに植うえると?

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  • #028

イチジクの木きを庭にわに植うえると?

  • キャラクター

    これより、食(しょく)農(のう)探検(たんけん)隊(たい)会議(かいぎ)を開催(かいさい)する。今回(こんかい)の議題(ぎだい)は?

  • キャラクター

    今回(こんかい)の議題(ぎだい)は「イチジクの木(き)を庭(にわ)に植(う)えると子宝(こだから)に恵(めぐ)まれないとは本当(ほんとう)ですか」です。初(はじ)めに、イチジクの栄養(えいよう)、効能(こうのう)についてあぐりちゃんからの報告(ほうこく)です。

  • キャラクター

    報告(ほうこく)します。イチジクの実(み)には果糖(かとう)やショ()糖(とう)が作(つく)る甘味(あまみ)もビタミン、ミネラル、食物(しょくもつ)繊維(せんい)も多(おお)く、脂肪(しぼう)を分解(ぶんかい)するリパーゼ、デンプンを分解(ぶんかい)するアミラーゼ、タンパク()質(しつ)を分解(ぶんかい)するフィシンといった消化(しょうか)酵素(こうそ)も含(ふく)んでいます。昔(むかし)から不老(ふろう)長寿(ちょうじゅ)の果物(くだもの)といわれています。

  • キャラクター

    どんな食(た)べ方(かた)があるのかな?私(わたし)は生(なま)の実(み)しか食(た)べたことがないけれど。

  • キャラクター

    日本(にほん)では主(おも)に生(なま)の実(み)を食(た)べていますが、愛知県(あいちけん)には夏至(げし)の日(ひ)に味噌(みそ)を塗(ぬ)って焼(や)いた「いちじく田楽(でんがく)」を食(た)べる地域(ちいき)もあります。ヨーロッパやアメリカとなると干(ほ)してドライフルーツにしてから食(た)べることが多(おお)いです。

  • キャラクター

    色々(いろいろ)な食(た)べ方(かた)があるのね。旬(しゅん)はいつなのかしら?

  • キャラクター

    イチジクには夏(なつ)果(か)と呼(よ)ばれる6~7月(がつ)に旬(しゅん)を迎(むか)えるものと、秋果(あきか)と呼(よ)ばれる8~10月(がつ)に旬(しゅん)を迎(むか)えるものがあります。夏(なつ)と秋(あき)の二に度(ど)、実(みの)らせるイチジクもあります。味(あじ)は秋果(あきか)のほうが良(よ)いとされています。以上(いじょう)です。

  • キャラクター

    普段(ふだん)とは異(こと)なる食(た)べ方(かた)をしてもおもしろそうだね。次(つぎ)の報告(ほうこく)は?

  • キャラクター

    続(つづ)いて、イチジクの歴史(れきし)についていっとくんからの報告(ほうこく)です。

  • キャラクター

    報告(ほうこく)します。イチジクはクワ()科(か)イチジク属(ぞく)に属(ぞく)し、原産地(げんさんち)はアラビア半島(はんとう)とされています。ヨルダンの遺跡(いせき)では今(いま)から1万(まん)1千せん年(ねん)くらい昔(むかし)のものと考(かんが)えられる炭(すみ)になったイチジクの実(み)が見(み)つかりました。

  • キャラクター

    イチジクは世界(せかい)ではそんなに昔(むかし)から食(た)べられているのか。日本(にほん)にはいつごろ来(き)たのかな?

  • キャラクター

    日本(にほん)へ伝(つた)わった時期(じき)も経路(けいろ)も定(さだ)かではなく、今(いま)から400年(ねん)くらい昔(むかし)の江戸時代(えどじだい)の初(はじ)めに、長崎(ながさき)に伝(つた)わったとされています。イチジクの長(なが)い歴史(れきし)の中(なか)ではごく最近(さいきん)のことです。

  • キャラクター

    伝(つた)わってからはどうなったの?

  • キャラクター

    初(はじ)めは薬用(やくよう)として育(そだ)てられていたようです。やがて、実(み)を食(た)べて甘味(あまみ)を楽(たの)しむようになりました。挿(さ)し木(き)で簡単(かんたん)に増(ふ)やせることもあって、手間(てま)のかからない果樹(かじゅ)として、庭(にわ)にも盛(さか)んに植(う)えられるようになりました。以上(いじょう)です。

  • キャラクター

    美味(おい)しくて栄養(えいよう)も豊富(ほうふ)な実(み)が食(た)べられるのに、どうして子宝(こだから)に恵(めぐ)まれないといわれているのかな?

  • キャラクター

    イチジクは外側(そとがわ)からは目立(めだ)った花(はな)が見(み)えません。漢字(かんじ)で「無花果()」と書(か)くこともあります。花(はな)が咲(さ)かないように見(み)えることからの連想(れんそう)で子宝(こだから)に恵(めぐ)まれないなどといわれていると考(かんが)えられています。イチジクにとっては不名誉(ふめいよ)な話(はなし)です。

  • キャラクター

    本当(ほんとう)は花(はな)が咲(さ)いているのよね?

  • キャラクター

    イチジクの実(み)の中(なか)に赤色(あかいろ)と黄色(きいろ)の粒(つぶ)がたくさんあります。赤色(あかいろ)の粒(つぶ)が花(はな)で、黄色(きいろ)の粒(つぶ)が種(たね)です。花(はな)が無(な)いと言(い)いながら花(はな)や種(たね)を食(た)べていたんです。

補足

  • キャラクター

    報告(ほうこく)にありましたヨルダンの遺跡(いせき)から見(み)つかったイチジクの実(み)からは種(たね)が発見(はっけん)できなかったそうです。さあ、大変(たいへん)です。種(たね)が無(な)ければ自然(しぜん)のままでは子孫(しそん)を残(のこ)すことができません。人間(にんげん)が挿(さ)し木(き)などをして栽培(さいばい)していた可能性(かのうせい)があるということです。現在(げんざい)では世界(せかい)最古(さいこ)の栽培(さいばい)作物(さくもつ)の有力(ゆうりょく)候補(こうほ)とされていますよ。