タマネギ
堺のめぐみ

食卓に欠かせない万能野菜!
辛味成分で血液サラサラ!
旬の時期:4~6月
タマネギ

基本情報

タマネギはヒガンバナ科の野菜で、中央アジアが原産といわれ、紀元前古代メソポタミア時代や古代エジプトですでに栽培されていた現存する最古の栽培植物といわれています。家庭料理に欠かせない存在ですが、日本に導入されたのは明治時代と、比較的新しい野菜です。大きな産地としては北海道や佐賀県があり、兵庫県淡路島や大阪府泉州地域も産地として有名です。

特徴
食卓に欠かせない万能野菜!

一年中、店頭に並び手に入る野菜ですが、大阪での収穫時期は春から初夏にかけてです。4月から採れ「新タマネギ」と呼ばれる極早生品種はみずみずしく、辛みが少ないので生食に向いています。他に収穫後に乾かして貯蔵用にする晩生品種、サラダ向きの赤タマネギなどがあります。一年中手に入りやすく、いろいろな調理法ができ、食卓に欠かせない万能野菜です。

タマネギ
栄養
辛味成分で血液サラサラ!

辛味成分の元である硫化アリルが含まれており、包丁で切ると涙が出たり、生で食べると辛味を感じます。この硫化アリルは血液をサラサラにする効果があるといわれていますが、熱に弱く、水に溶けやすい性質です。硫化アリルは加熱すると糖と反応して甘み成分になります。ポリフェノールの一種であるケルセチンは、強い抗酸化作用を持っているため、肌の老化防止効果や風邪の予防効果も期待できます。

タマネギ

おいしい食べ方

選び方

腰高でかたく丸々と太っていながら、首と根の部分が小さくぎゅっと締まっており、表面の茶色い皮がしっかりと乾燥して艶があり、傷などが無いものを選びましょう。持ったときにずっしりと重みを感じ、硬く締っている物の方が水分をしっかりと保っていておいしいです。

保存方法

よく乾かしてある貯蔵用品種の保存は常温で、風通しの良い冷暗所に、洗濯カゴやネットに入れてつるすと3~4ヵ月ほどもちます。夏場は傷みやすいので新聞紙に包んで冷蔵庫の野菜室へ入れる方が長持ちします。新タマネギはポリ袋などに入れ、冷蔵庫の野菜室での保存がおすすめです。

生産者のご紹介
池﨑 魁人さん

祖父のやり方に新しいことも取り入れて

池﨑 魁人さん

祖父が専業農家をしており、大学で農業の勉強をしてから就農しました。祖父に教えてもらいながら始め、今では畑1反(うちハウス8a)で野菜と4反の田んぼで水稲を栽培しています。

レシピ

作ってみよう

タマネギたっぷりミートパイ

材料(2人分)
タマネギ
大1/2玉
合いびき肉
50g
ニンニク
1片
サラダ油
小さじ2
★ビーフシチューの素(顆粒)
 (固形の場合、1皿分)
大さじ2
★調理酒
大さじ1
★水
大さじ2
★こしょう
適量
冷凍パイシート(約18㎝×18㎝)
1枚
チーズ
お好み
溶きたまご
少々
タマネギたっぷりミートパイ
作り方
  1. タマネギは薄切りに、ニンニクはみじん切りにする。
    ビーフシチューの素が固形の場合、細かく砕いておく。
  2. 中火で熱したフライパンにサラダ油をひき、ニンニクを香りが出るまで炒め、合いびき肉を加え色が変わるまで炒める。
    さらにタマネギを加えてしんなりするまで炒める。
  3. 2に★を加えて、しっかり混ざったら火を止め、粗熱がとれるまで冷ます。
  4. パイシートを幅8cm(生地aと10cm(生地b)に切り分け、綿棒で軽く伸ばし、フォークで軽く穴をあけておく。
  5. 生地aにふち1cm残して3を乗せて、お好みでチーズも乗せる。
    生地bをかぶせてふちをフォークの先でしっかり押さえて四辺を閉じる。
  6. 溶きたまごを全体に塗り、オーブン200℃で20分焼いたら完成。