石灰

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前回、野菜が成長するための栄養を補給する「肥料」のミッションをクリアしたな!
今回みんなに挑んでもらうのは、畑づくりに欠かせない重要な資材「石灰」だ。
畑づくりでは、「石灰→堆肥→肥料」の順に施用することが多いが、それはなぜだろうか?
実は石灰には、土を育てる「堆肥」や、作物に必要な養分を補給する「肥料」とは異なる重要な役割があるんだ。

今回のミッションは「石灰」と、TACレンジャーが行う「土壌診断」!
石灰は何のために施すのか?
なぜ土壌診断が必要なのか?
これから、野菜が元気に育つ土壌環境づくりについて学んでいこう。

ミッション① 石灰って何?

石灰とは、石灰石や貝殻などを原料とした資材で、カルシウムを主成分とし、種類によってはマグネシウムやケイ酸なども含まれている。
野菜づくりでは畑の準備を行う際によく利用されていて、一口に石灰といっても、消石灰や苦土石灰、セルカなどさまざまな種類がある。
また、堆肥や肥料と同じように畑づくりで利用される資材だが、その役割は少し異なるんだ。
では、なぜ畑づくりでは最初に石灰を施用するのだろうか?
次のミッションで、その秘密を解明していこう!

ミッション② なぜ最初に石灰を施すのだろう?

日本は雨が多く、雨水が土の中を通るたびにカルシウムやマグネシウムなどのアルカリ分が少しずつ洗い流されてしまう。すると土壌は徐々に酸性へ傾き、野菜が育ちにくい環境になってしまうんだ。では、土壌が酸性かどうかはどのように判断するのだろうか?
そこで登場するのが「pHピーエイチ 」だ。pHとは、土壌が酸性なのか、中性なのか、アルカリ性なのかを表す数値のことだ。pH7.0が中性で、数字が小さいほど酸性が強くなり、数字が大きいほどアルカリ性が強くなる。
例えば、

  • pH5.5 → 酸性の土壌
  • pH7.0 → 中性の土壌
  • pH8.5 → アルカリ性の土壌

を表しているんだ。
多くの野菜は、pH6.0~6.5程度の弱酸性の土壌を好む。
しかし、土壌が酸性に傾き過ぎると、

  • 養分を吸収しにくくなる
  • 生育不良につながる
  • 収量や品質の低下を招く

といった問題が起こる。
例えば、

  • ホウレンソウ
  • エンドウ
  • タマネギ

などは酸性土壌に弱く、石灰による酸度矯正が特に重要となる。
そこで活躍するのが石灰だ。

石灰には、

  • カルシウムを補給する
  • 土壌の酸度(pH)を調整する
  • 養分を吸収しやすい環境を整える

といった役割があるんだ。
そのため、堆肥や肥料を施す前に石灰を施し、まずは野菜が育ちやすい土壌環境を整えておくことが重要となる。
家を建てるときに最初に土台を整えるのと同じで、畑づくりでも良い土壌環境をつくってから堆肥や肥料を施すことで、それぞれの効果を発揮しやすくなるんだ。

反対に、石灰を施し過ぎると土壌がアルカリ性に傾き、養分を吸収しにくくなることもある。
そのため、野菜が育ちやすい適正なpHを維持することが大切なんだ。

「野菜が育ちやすい土壌環境を整えるには、石灰をたくさん入れればいいんだな!」
そう思ったそこのキミ!
ちょっと待った!

ここまでのミッションで、石灰が畑づくりの最初に施用される理由は分かったと思う。
だが、石灰はたくさん入れれば良いというわけではないんだ。
少なすぎても十分な効果を発揮できないし、反対に多すぎると野菜が育ちにくい土壌になってしまうこともある。
では、自分のほ場にはどれくらいの石灰が必要なのだろうか?
その答えを見つけるために行うのが「土壌診断」だ。
次のミッションでは、TACレンジャーが実践している土壌診断について見ていこう!

ミッション③ 土壌診断って?

「自分の畑に必要な石灰の量が分からない!」
そんな時は、この人たちに任せよう!

出動!TACレンジャー!!

私たちと一緒に、自分の畑の状態を知るために「土壌診断」に挑戦しよう!
土づくりでは、石灰や肥料をやみくもに施せば良いというわけではない。
まずは自分の畑の状態を知ることが大切なんだ。
土壌診断を行うことで、


・土壌のpH
・養分の過不足
・石灰の必要量


などを知ることができる。
土の状態を正しく把握することは、おいしい野菜づくりへの第一歩!
それでは、TACレンジャーと一緒に土壌診断の現場をのぞいてみよう!

土壌診断を行うには、まずほ場の土を採取する必要があるんだ!
ほ場全体の状態を正しく調べるために、ほ場の中央と対角線上の計5か所から土を採取するぞ。
地表から1~2cmほどの土を取り除いたあと、その下の土を深さ15cm程度、厚さ2~3cmになるよう均等に採取しよう。
採取した5か所分の土は、バケツなどの容器に入れてムラがなくなるまでよく混ぜ合わせる。
その中から約400gを取り分けて持参すれば準備完了だ!

TACレンジャーからのワンポイント!

土壌診断の結果は、採取した土の状態によって大きく変わることがあるんだ。
正確な診断を行うためにも、決められた方法で採土することを心がけよう!

分析結果をもとに、土壌の状態に適した土壌改良資材や施用量をまとめた「処方箋」を作成するよ!持ち込んだ土は乾燥などの前処理を行ってから分析するため、結果が分かるまでには約1か月かかるんだ。診断結果を上手に活用すれば、無駄のない土づくりや施肥設計につながるぞ!
一緒に、土壌診断を有効に活用しよう!

 

ミッション④ JA堺市の取り扱い商品

有機石灰・ミネラル資材

  

炭酸苦土石灰

消石灰

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これで、石灰についてのミッションは完了だ!
みんな、ここまでよく付いてきてくれたな!
畑の準備、堆肥、肥料、石灰…。

キミたちは数々のミッションをクリアし、土づくりの知識と技術を身につけてきた。
だが、本当に力が付いたかどうかは、これから分かる!
そこで、私からキミたちへ挑戦状だ!
挑戦状に挑み、自らの力を証明してみせてくれ!