それいけ!食農探検隊

  • それいけ!食農探検隊
  • #069

種たねはダメだよモロヘイヤ

  • それいけ!食農探検隊
  • #069

種たねはダメだよモロヘイヤ

  • キャラクター

    これより、食(しょく)農(のう)探検(たんけん)隊(たい)会議(かいぎ)を開催(かいさい)する。今回(こんかい)の議題(ぎだい)は?

  • キャラクター

    今回(こんかい)の議題(ぎだい)は「モロヘイヤの種(たね)を食(た)べてはいけないのはなぜですか」です。初(はじ)めに、モロヘイヤの栄養(えいよう)、効能(こうのう)についてあぐりちゃんからの報告(ほうこく)です。

  • キャラクター

    報告(ほうこく)します。モロヘイヤの葉(は)にはカリウムや、カルシウム、リン、鉄(てつ)などのミネラル、ビタミンもA、B1、B2、Cなどが多(おお)く含(ふく)まれています。これらのミネラルやビタミンは体(からだ)の調子(ちょうし)を整(ととの)えることが期待(きたい)できます。葉(は)を刻(きざ)むと出(で)る粘(ねば)り気(け)にも整腸(せいちょう)作(さく)用(よう)があります。

  • キャラクター

    どんな使(つか)い方(かた)がされているのかな?

  • キャラクター

    エジプトやその周辺(しゅうへん)の方(ほう)たちは古(ふる)くから食用(しょくよう)としていて、葉(は)を細(こま)かく刻(きざ)んで、ぬめりを出(だ)し、スープとして食(た)べられています。日本(にほん)でも注目(ちゅうもく)されるようになって、単(たん)に野菜(やさい)として食(た)べる以外(いがい)にも、粉(こな)にして麺(めん)、パン、ケーキ、クッキーなどに練(ね)りこむのも人気(にんき)があります。

  • キャラクター

    健康(けんこう)野菜(やさい)としての人気(にんき)があるモロヘイヤは、なぜ種(たね)を食(た)べてはいけないのかしら?

  • キャラクター

    農林(のうりん)水産省(すいさんしょう)のホームページにも紹介(しょうかい)されていることですが、モロヘイヤの種(たね)にはめまいや吐(は)き気(け)などの中毒(ちゅうどく)を起(お)こす成分(せいぶん)があります。長崎県(ながさきけん)で、実(み)のついたモロヘイヤを食(た)べたウシが命(いのち)を落(お)としたことが報告(ほうこく)されています。野菜(やさい)として収穫(しゅうかく)される大(おお)きな葉(は)には毒(どく)は無(な)いですが、家庭(かてい)菜園(さいえん)で栽培(さいばい)して食(た)べる場合(ばあい)は、若葉(わかば)を避(さ)け、種(たね)やさやが混(ま)じらないように注意(ちゅうい)が必要(ひつよう)です。以上(いじょう)です。

  • キャラクター

    モロヘイヤは大(おお)きな葉(は)を食(た)べても良(よ)いが、種(たね)やさやはダメ…。葉(は)を食(た)べてはいけないトマトやジャガイモなどのナス()科(か)の野菜(やさい)と真逆(まぎゃく)だね。次(つぎ)の報告(ほうこく)は?

  • キャラクター

    続(つづ)いて、モロヘイヤの歴史(れきし)についていっとくんからの報告(ほうこく)です。

  • キャラクター

    報告(ほうこく)します。モロヘイヤはアオイ科(か)ツナソ属(ぞく)に属(ぞく)し、原産地(げんさんち)はインド西部(せいぶ)からアフリカ大陸(たいりく)北部(ほくぶ)にかけての地域(ちいき)とされています。日本語(にほんご)での名前(なまえ)である標準(ひょうじゅん)和名(わめい)はシマツナソで、モロヘイヤとはエジプトでの呼(よ)び方(かた)でその意味(いみ)は「王様(おうさま)の野菜(やさい)」です。

  • キャラクター

    「王様(おうさま)の野菜(やさい)」とはすごい名前(なまえ)ね。でも、日本(にほん)ではそんなに食(た)べられていなかったみたいだけれど?

  • キャラクター

    日本(にほん)で野菜(やさい)として注目(ちゅうもく)されるようになったのは1980年(ねん)ころからです。ビタミンやミネラルが豊富(ほうふ)に含(ふく)まれていることから、健康(けんこう)野菜(やさい)として注目(ちゅうもく)されるようになり、市場(しじょう)に出回(でまわ)るようになりました。ただし、それまで日本(にほん)でこの植物(しょくぶつ)が利用(りよう)されていなかったのではありません。

  • キャラクター

    野菜(やさい)として食(た)べられるようになる前(まえ)はどんな扱(あつか)いだったのかな?

  • キャラクター

    シマツナソは漢字(かんじ)で「縞(しま)綱麻(つなそ)」と書(か)きます。ツナソは英語(えいご)でジュートと呼(よ)ばれ、ツナソもシマツナソも茎(くき)を長(なが)く伸(の)ばして繊維(せんい)の原料(げんりょう)になります。ドンゴロス、南京(なんきん)袋(ぶくろ)とも呼(よ)ばれる麻袋(あさぶくろ)に加工(かこう)され、丈夫(じょうぶ)で水分(すいぶん)を含(ふく)んだ重(おも)い物(もの)も入(い)れることができるので、農業(のうぎょう)でも収穫(しゅうかく)した作物(さくもつ)の保管(ほかん)、運搬(うんぱん)に現在(げんざい)でも使(つか)われています。以上(いじょう)です。

  • キャラクター

    シマツナソとしては麻袋(あさぶくろ)、モロヘイヤとしては野菜(やさい)での活躍(かつやく)か。ナバナも油(あぶら)用(よう)から食用(しょくよう)になったし、使(つか)い方(かた)が変化(へんか)して野菜(やさい)になる植物(しょくぶつ)はこれからもでてくるのかな。

補足

  • キャラクター

    モロヘイヤは家庭(かてい)菜園(さいえん)でも作(つく)りやすい作物(さくもつ)ですが、種(たね)やさやが危(あぶ)ないことは本編(ほんぺん)にあるとおりです。種(たね)の管理(かんり)には子(こ)どもの手(て)が届(とど)かない場所(ばしょ)にするのは必須(ひっす)ですね。