それいけ!食農探検隊

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  • #046

マンゴーでかゆかゆ?

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マンゴーでかゆかゆ?

  • キャラクター

    これより、食(しょく)農(のう)探検(たんけん)隊(たい)会議(かいぎ)を開催(かいさい)する。今回(こんかい)の議題(ぎだい)は?

  • キャラクター

    今回(こんかい)の議題(ぎだい)は「マンゴーの果汁(かじゅう)が肌(はだ)につくとかゆくなるのはなぜですか」です。初(はじ)めに、マンゴーの栄養(えいよう)、効能(こうのう)についてあぐりちゃんからの報告(ほうこく)です。

  • キャラクター

    報告(ほうこく)します。完熟(かんじゅく)したマンゴーには濃厚(のうこう)な甘(あま)味(み)があり、ベータカロテン、ビタミンC、葉酸(ようさん)が豊富(ほうふ)に含(ふく)まれています。未熟(みじゅく)なうちはビタミンCが多(おお)く、熟(じゅく)すほどベータカロテンが増(ふ)えます。皮膚(ひふ)や胃腸(いちょう)の粘膜(ねんまく)を丈(じょう)夫(ぶ)にする、風邪(かぜ)などへの抵抗力(ていこうりょく)を高(たか)める、貧血(ひんけつ)を予防(よぼう)するなどをしてくれます。

  • キャラクター

    未熟(みじゅく)なうちと言(い)っていたけれど、未熟(みじゅく)な物(もの)も食(た)べられるの?

  • キャラクター

    日本(にほん)では完熟(かんじゅく)したマンゴーをサイコロの目(め)に切(き)って食(た)べる印象(いんしょう)が強(つよ)いですが、東南(とうなん)アジアでは未熟(みじゅく)なマンゴーをサラダや炒(いた)め物(もの)の具(ぐ)にすることもあります。ビタミン類(るい)が豊富(ほうふ)なので、甘(あま)さが出(で)る前(まえ)は野菜(やさい)として扱(あつか)っても良(よ)いわけです。

  • キャラクター

    たしかに、サイコロの目(め)に切(き)っているマンゴーをよく見(み)るよね。皮(かわ)をむくだけにして、リンゴや梨(なし)のように手(て)づかみで丸(まる)ごと食(た)べられないのかな?

  • キャラクター

    そんなことをしたら、手(て)や唇(くちびる)がかゆくなって泣(な)くことになります。マンゴーにはマンゴールというかぶれの原因(げんいん)となる物(もの)があって高(たか)い確率(かくりつ)でかぶれを引(ひ)き起(お)こします。食(た)べるときはなるべく小(ちい)さく切(き)って一口(ひとくち)で食(た)べるようにしないといけません。以上(いじょう)です。

  • キャラクター

    美味(おい)しいマンゴーも食(た)べるときには注意(ちゅうい)が必要(ひつよう)なんだね。次(つぎ)の報告(ほうこく)は?

  • キャラクター

    続(つづ)いて、マンゴーの歴史(れきし)についていっとくんからの報告(ほうこく)です。

  • キャラクター

    報告(ほうこく)します。マンゴーはウルシ科(か)マンゴー属(ぞく)に属(ぞく)し、原産地(げんさんち)は現在(げんざい)のインドからインドシナ半島(はんとう)周辺(しゅうへん)だとされて、インドでの栽培(さいばい)は4000年(ねん)の歴史(れきし)を誇(ほこ)り、仏教(ぶっきょう)とも深(ふか)いかかわりを持(も)っています。お経(きょう)の中(なか)に「菴(あん)羅(ら)」「菴(あん)摩羅(まら)」と出(で)てきたらマンゴーのことなのです。

  • キャラクター

    そこまで、仏教(ぶっきょう)とかかわりがあるのか。日本(にほん)にはいつ伝(つた)わったのかな?

  • キャラクター

    仏教(ぶっきょう)が日本(にほん)に伝(つた)わったのは今(いま)から1400年(ねん)以上(いじょう)昔(むかし)の飛鳥時代(あすかじだい)ですが、マンゴーが伝(つた)わったのはそこから1200年(ねん)以上(いじょう)後(のち)の明治時代(めいじじだい)になってからです。こんなに遅(おそ)くなったのは日本(にほん)では栽培(さいばい)がむずかしい果物(くだもの)だからでしょう。

  • キャラクター

    栽培(さいばい)がむずかしい?熱帯(ねったい)の果物(くだもの)だから日本(にほん)じゃ寒(さむ)すぎたからなの?

  • キャラクター

    もちろん気温(きおん)も問題(もんだい)ですが、それ以上(いじょう)に雨(あめ)が大(おお)きな問題(もんだい)なんです。マンゴーの花粉(かふん)は濡(ぬ)れるとこわれてしまって受粉(じゅふん)ができなくなってしまいます。受粉(じゅふん)ができなければ実(み)もできません。しかも、花(はな)が咲(さ)く時期(じき)が日本(にほん)では梅雨(つゆ)の季(き)節(せつ)になります。マンゴー農家(のうか)さんがビニールハウスで栽培(さいばい)するのは花粉(かふん)を梅雨(つゆ)の雨(あめ)から守(まも)ることが最大(さいだい)の目的(もくてき)と言(い)われています。以上(いじょう)です。

  • キャラクター

    雨(あめ)が多(おお)いことがマンゴーを育(そだ)てるには問題(もんだい)になるとはね。現在(げんざい)、我々(われわれ)がマンゴーを美味(おい)しく食(た)べられることも農家(のうか)さんがビニールハウスなどの施設(しせつ)管理(かんり)をしてくださるからだ。このことを肝(きも)に銘(めい)じて残(のこ)さずにいただこう。

補足

  • キャラクター

    報告(ほうこく)にもありましたようにマンゴーはウルシ科(か)で、果汁(かじゅう)はかぶれやすいことで有名(ゆうめい)です。アレルギー体質(たいしつ)の方(かた)は食(た)べることを控(ひか)えるべきです。マンゴーを食(た)べていて急(きゅう)に口(くち)の周(まわ)りがかゆくなった場合(ばあい)は、かぶれた可能性(かのうせい)がありますので早(はや)めに皮膚科(ひふか)のお医者(いしゃ)様(さま)に診(み)てもらいましょう。