それいけ!食農探検隊

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  • #062

ウドは大木たいぼく?

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ウドは大木たいぼく?

  • キャラクター

    これより、食(しょく)農(のう)探検(たんけん)隊(たい)会議(かいぎ)を開催(かいさい)する。今回(こんかい)の議題(ぎだい)は?

  • キャラクター

    今回(こんかい)の議題(ぎだい)は「ウドは野菜(やさい)なのに、なぜことわざで『ウドの大木(たいぼく)』と言(い)われるのですか」です。初(はじ)めにウドの栄養(えいよう)、効能(こうのう)についてあぐりちゃんからの報告(ほうこく)です。

  • キャラクター

    報告(ほうこく)します。ウドはほとんどが水分(すいぶん)なので低(てい)カロリーなのが特徴(とくちょう)ですが、カリウムを多(おお)く含(ふく)んでいます。カリウムは体(からだ)の中(なか)にある余分(よぶん)なナトリウムを出(だ)してくれるため、血圧(けつあつ)が上(あ)がることを防(ふせ)ぐ働(はたら)きが期待(きたい)できます。また、疲労(ひろう)回復(かいふく)の効果(こうか)があるアスパラギン()酸(さん)も含(ふく)んでいます。

  • キャラクター

    ウドは香(かお)りとシャキシャキした食感(しょっかん)が楽(たの)しいのよね。どんなお料理(りょうり)にしたら良(よ)いのかな?また、旬(しゅん)はいつなのかしら?

  • キャラクター

    定番(ていばん)の酢(す)みそ和(あ)えは外(はず)せませんね。ほかにも、きんぴらなどの炒(いた)め物(もの)やてんぷらにも合(あ)います。現在(げんざい)は栽培(さいばい)技術(ぎじゅつ)の発達(はったつ)によって一いち年(ねん)中(ちゅう)出回(でまわ)っていますが、もともとは春(はる)に山(やま)から採(と)ってきて食(た)べる山菜(さんさい)だったので、春(はる)が最(もっと)もおいしい季節(きせつ)、つまり旬(しゅん)ではないでしょうか。以上(いじょう)です。

  • キャラクター

    ウドのてんぷらのほろ苦(にが)いおいしさは春(はる)を感(かん)じさせて良(よ)いよね。次(つぎ)の報告(ほうこく)は?

  • キャラクター

    続(つづ)いて、ウドの歴史(れきし)についていっとくんからの報告(ほうこく)です。

  • キャラクター

    報告(ほうこく)します。ウドはウコギ科(か)タラノキ属(ぞく)に属(ぞく)しますから、山菜(さんさい)としてはタラの芽(め)の仲間(なかま)で、原産地(げんさんち)は日本(にほん)です。日当(ひあ)たりの良(よ)い林(はやし)のふちの部分(ぶぶん)に自然(しぜん)に生(は)えています。野山(のやま)から採(と)ってきて食(た)べたことが平安時代(へいあんじだい)の記録(きろく)にありますが、食用(しょくよう)として栽培(さいばい)が始(はじ)まったのは江戸時代(えどじだい)になってからです。現在(げんざい)でも関東(かんとう)地方(ちほう)を中心(ちゅうしん)に栽培(さいばい)されています。

  • キャラクター

    売(う)られているウドはやわらかくて白(しろ)い印象(いんしょう)が強(つよ)いけれど、どんな栽培(さいばい)方法(ほうほう)なのかな?

  • キャラクター

    ウドも葉(は)や茎(くき)には葉緑体(ようりょくたい)を持(も)っていますから、光(ひかり)があたると緑色(みどりいろ)になります。成長(せいちょう)した野生(やせい)のウドは緑色(みどりいろ)をしていて、「あく」が多(おお)い上(うえ)に硬(かた)いので食用(しょくよう)にはむきません。白(しろ)いウドを作(つく)るために農家(のうか)さんは日光(にっこう)をさえぎって育(そだ)てます。

  • キャラクター

    どうやって日光(にっこう)をさえぎるの?

  • キャラクター

    地面(じめん)に3mくらい穴(あな)を掘(ほ)って、その底(そこ)から横穴(よこあな)を掘(ほ)った室(むろ)で育(そだ)てる方法(ほうほう)が東京都(とうきょうと)で発明(はつめい)されました。稲(いな)ワラ()で作(つく)ったウド小屋(こや)で栽培(さいばい)されている農家(のうか)さんもいます。筒状(つつじょう)に囲(かこ)ったり、こまめに土寄(つちよ)せを繰(く)り返(かえ)す方法(ほうほう)もあります。以上(いじょう)です。

  • キャラクター

    『ウドの大木(たいぼく)』とはどこからきたのかな?やっぱり、役立(やくた)たずなのかな?

  • キャラクター

    よく使(つか)われる慣用句(かんようく)ですが、ウドにとっては迷惑(めいわく)な話(はなし)です。ウドは成長(せいちょう)すると2~3mにもなりますが、木(き)ではありません。建物(たてもの)の柱(はしら)などに使(つか)えるはずはありません。また、ここまで大(おお)きくなっても茎(くき)の表面(ひょうめん)の硬(かた)い皮(かわ)をそぎ取(と)れば芯(しん)の部分(ぶぶん)はおいしく食(た)べられるのです。

  • キャラクター

    なるほど。常識(じょうしき)といわれていても、ときには一いっ歩(ぽ)下(さ)がって見直(みなお)してみなくてはいけないということだね。

補足

  • キャラクター

    ウドは朝鮮(ちょうせん)半島(はんとう)や中国(ちゅうごく)大陸(たいりく)にも自然(しぜん)に生(は)えている植物(しょくぶつ)ですが、栽培(さいばい)して食用(しょくよう)としているのは日本(にほん)くらいだといわれています。現在(げんざい)、私(わたし)たちが気軽(きがる)にウドをお店(みせ)で買(か)って食(た)べられるのも、野生(やせい)の状態(じょうたい)では「あく」が多(おお)く硬(かた)いウドを、研究(けんきゅう)を重(かさ)ねて栽培(さいばい)方法(ほうほう)を開発(かいはつ)した農家(のうか)さんのおかげです。身近(みぢか)な食材(しょくざい)にこそ感謝(かんしゃ)の気持(きも)ちが必要(ひつよう)ですね。