それいけ!食農探検隊

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  • #064

食たべられるサボテン

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食たべられるサボテン

  • キャラクター

    これより、食(しょく)農(のう)探検(たんけん)隊(たい)会議(かいぎ)を開催(かいさい)する。今回(こんかい)の議題(ぎだい)は?

  • キャラクター

    今回(こんかい)の議題(ぎだい)は「食(た)べられるサボテンとはどんなものですか」です。

  • キャラクター

    たしか、サボテン料理(りょうり)の本場(ほんば)はメキシコだよね。

  • キャラクター

    そうですね。初(はじ)めにサボテンの歴史(れきし)についていっとくんからの報告(ほうこく)です。

  • キャラクター

    報告(ほうこく)します。サボテンはサボテン科(か)に属(ぞく)する数多(かずおお)い植物(しょくぶつ)をまとめた名前(なまえ)です。したがって、特定(とくてい)の種(しゅ)を指(さ)しているわけではなく、その形(かたち)も大(おお)きさも様々(さまざま)で、生(は)えている場所(ばしょ)も荒野(こうや)の印象(いんしょう)が強(つよ)いですが、森(もり)に生(は)えるサボテンもあります。原産地(げんさんち)もわずかな例外(れいがい)を除(のぞ)いて南北(なんぼく)アメリカ大陸(たいりく)のはば広(ひろ)い地域(ちいき)にわたっています。

  • キャラクター

    すべてのサボテンが食(た)べられるのかな?

  • キャラクター

    サボテン科(か)に属(ぞく)する植物(しょくぶつ)は2000を超(こ)えるといわれます。サンカクサボテンの実(み)はドラゴンフルーツ、ウチワサボテンの実(み)はカクタスフルーツとして、南北(なんぼく)アメリカ大陸(たいりく)だけではなくヨーロッパ地中海(ちちゅうかい)沿岸(えんがん)の方(ほう)たちにも親(した)しまれています。ただし、サンカクサボテンもウチワサボテンも種類(しゅるい)が多(おお)く、その中(なか)で食用(しょくよう)になるものは限(かぎ)られているので要(よう)注意(ちゅうい)です。

  • キャラクター

    実(み)以外(いがい)では利用(りよう)されないのかしら?

  • キャラクター

    ウチワサボテンには果実用(かじつよう)とは別(べつ)に野菜(やさい)用(よう)もあって、現在(げんざい)のメキシコではその中(なか)の主(おも)に5種(しゅ)が野菜(やさい)として栽培(さいばい)されています。メキシコではノパルと呼(よ)んで、大昔(おおむかし)から若(わか)くてトゲがまだ無(な)いうちわのような丸(まる)い茎(くき)を野菜(やさい)として食(た)べていました。日本(にほん)でも食用(しょくよう)栽培(さいばい)に力(ちから)を入(い)れる地域(ちいき)があります。以上(いじょう)です。

  • キャラクター

    なるほど。日本(にほん)では愛好家(あいこうか)のみなさんが月下美人(げっかびじん)などのクジャクサボテンを観賞(かんしょう)用(よう)に育(そだ)てているだけかと思(おも)っていたが、考(かんが)え方(かた)を改(あらた)めないとね。次(つぎ)の報告(ほうこく)は?

  • キャラクター

    続(つづ)いて、野菜(やさい)用(よう)ウチワサボテンの栄養(えいよう)、効能(こうのう)についてあぐりちゃんからの報告(ほうこく)です。

  • キャラクター

    報告(ほうこく)します。野菜(やさい)用(よう)ウチワサボテンは食物(しょくもつ)繊維(せんい)、ビタミン、ミネラル、リンゴ()酸(さん)などを多(おお)く含(ふく)む低(てい)カロリー食品(しょくひん)です。緑黄色(りょくおうしょく)野菜(やさい)と果物(くだもの)の両方(りょうほう)の栄養(えいよう)を併(あわ)せ持(も)つともいわれています。どうしてもトゲがじゃまとなりますが、逆(ぎゃく)にいえばトゲさえ除(のぞ)くことができれば優秀(ゆうしゅう)な食材(しょくざい)です。また品種(ひんしゅ)改良(かいりょう)により、トゲが極端(きょくたん)に少(すく)ないウチワサボテンも出回(でまわ)っています。

  • キャラクター

    それだけ色々(いろいろ)含(ふく)んでいるのなら、高血圧(こうけつあつ)などの生活(せいかつ)習慣(しゅうかん)病(びょう)の予防(よぼう)に良(よ)さそうね。どんな料理(りょうり)がおすすめかしら?

  • キャラクター

    ウチワサボテンは酸味(さんみ)が少(すこ)しあるくらいで、味(あじ)にクセがありません。様々(さまざま)な味付(あじつ)けに対応(たいおう)できます。生(なま)のまま千切(せんぎ)りにしてサラダにするも良(よ)し、細切(ほそぎり)りかサイコロ状(じょう)に切(き)ったものをしょうゆで煮(に)て佃煮(つくだに)にするも良(よ)し、トゲを除(のぞ)いただけで切(き)ることなく焼(や)いて色々(いろいろ)なソースで楽(たの)しむサボテンステーキもおいしいです。

  • キャラクター

    でも、食(た)べるのはトゲがまだ無(な)い若(わか)い間(あいだ)だけなんだろう?収穫(しゅうかく)が遅(おく)れてトゲだらけになったら捨(す)ててしまうのかい?

  • キャラクター

    それではもったいないですよね。出荷(しゅっか)できないウチワサボテンを家畜(かちく)の飼料(しりょう)にする研究(けんきゅう)が行(おこな)われています。乾(かわ)かして粉(こな)にしてエサに混(ま)ぜると、ヤギやニワトリが喜(よろこ)んで食(た)べるとの研究(けんきゅう)結果(けっか)もあります。このような食品(しょくひん)の残(のこ)りを利用(りよう)して作(つく)った飼料(しりょう)をエコフィードと言(い)います。限(かぎ)りある資源(しげん)をムダなく使(つか)うためにもこの研究(けんきゅう)は発展(はってん)してほしいですね。以上(いじょう)です。

補足

  • キャラクター

    サボテンが日本(にほん)に来(き)たのは、安土桃山時代(あづちももやまじだい)か江戸時代(えどじだい)にポルトガルの方(かた)が持(も)ち込(こ)んだからだとする意見(いけん)が有力(ゆうりょく)とされています。当時(とうじ)、サボテンの切(き)り口(くち)から出(で)る樹液(じゅえき)で服(ふく)や畳(たたみ)についた油(あぶら)をふき取(と)っていました。なので、石鹸(せっけん)、ポルトガル()語(ご)でサボン、のような木(き)→サボンテ→サボテンと変化(へんか)したそうです。つまり、サボテンは日本語(にほんご)だったんですね。