それいけ!食農探検隊

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  • #065

強つよい小麦こむぎ?

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強つよい小麦こむぎ?

  • キャラクター

    これより、食(しょく)農(のう)探検(たんけん)隊(たい)会議(かいぎ)を開催(かいさい)する。今回(こんかい)の議題(ぎだい)は?

  • キャラクター

    今回(こんかい)の議題(ぎだい)は「小麦粉(こむぎこ)の包装(ほうそう)には強力粉(きょうりきこ)や薄力粉(はくりきこ)の表示(ひょうじ)がありますがどんな基準(きじゅん)があるのですか」です。初(はじ)めに、強力粉(きょうりきこ)、薄力粉(はくりきこ)の違(ちが)いは何(なに)なのかについてあぐりちゃんからの報告(ほうこく)です。

  • キャラクター

    報告(ほうこく)します。小麦粉(こむぎこ)の成分(せいぶん)は80%くらいがデンプンで、10%くらいがタンパク()質(しつ)です。水(みず)を加(くわ)えて練(ね)るとグルテンという物質(ぶっしつ)ができます。グルテンには弾力(だんりょく)としなやかさがあって、パンを膨(ふく)らませたり麺(めん)に腰(こし)を持(も)たせたりします。グルテンはタンパク()質(しつ)が多(おお)いほど強(つよ)く、この強(つよ)さによって小麦粉(こむぎこ)は分類(ぶんるい)されます。

  • キャラクター

    グルテンの強(つよ)さに違(ちが)いが出(で)るのはなぜかな?

  • キャラクター

    原料(げんりょう)となる小麦(こむぎ)の品(ひん)種(しゅ)が違(ちが)うからです。粒(つぶ)が堅(かた)い硬質(こうしつ)小麦(こむぎ)が強力粉(きょうりきこ)に、粒(つぶ)がもろい軟質(なんしつ)小麦(こむぎ)が薄力粉(はくりきこ)になります。粒(つぶ)の堅(かた)さが中間(ちゅうかん)くらいの中間質(ちゅうかんしつ)小麦(こむぎ)は中力粉(ちゅうりきこ)になります。さらに、グルテンが強力粉(きょうりきこ)より強(つよ)い超強力(ちょうきょうりき)粉(こ)や、薄力粉(はくりきこ)より弱(よわ)い超(ちょう)薄力粉(はくりきこ)と呼(よ)ばれるものもあり、さらに、細(こま)かく分類(ぶんるい)されることもあります。

  • キャラクター

    2つと思(おも)った分類(ぶんるい)が5つ以上(いじょう)もあるのね。使(つか)い方(かた)も分(わ)かれるんでしょうね?

  • キャラクター

    強力粉(きょうりきこ)はパンやラーメンなどに使(つか)います。薄力粉(はくりきこ)はお菓子(かし)などに使(つか)います。中力粉(ちゅうりきこ)はうどんやお好(この)み焼(や)きなどに使(つか)います。超(ちょう)強力粉(きょうりきこ)や超(ちょう)薄力粉(はくりきこ)はそのまま使(つか)うこともありますが、中力粉(ちゅうりきこ)と混(ま)ぜて強力粉(きょうりきこ)や薄力粉(はくりきこ)の代(か)わりにパン、ラーメン、お菓子(かし)に使(つか)うことが多(おお)いです。以上(いじょう)です。

  • キャラクター

    料理(りょうり)を作(つく)るときも、小麦粉(こむぎこ)の強弱(きょうじゃく)に5種類(しゅるい)以上(いじょう)もあるなら、組(く)み合(あ)わせやその割合(わりあい)にこだわる人(ひと)もいそうだね。次(つぎ)の報告(ほうこく)は?

  • キャラクター

    続(つづ)いて、小麦粉(こむぎこ)の現在(げんざい)の状況(じょうきょう)についていっとくんからの報告(ほうこく)です。

  • キャラクター

    報告(ほうこく)します。小麦(こむぎ)は米(こめ)、トウモロコシとともに世界(せかい)の3大(だい)穀物(こくもつ)のひとつと呼(よ)ばれています。その生産(せいさん)量(りょう)は2020年(ねん)で多(おお)い順(じゅん)にトウモロコシ、小麦(こむぎ)、米(こめ)です。ただし、主食(しゅしょく)とする人(ひと)の多(おお)さは米(こめ)、小麦(こむぎ)、トウモロコシとなります。米(こめ)やトウモロコシは高温(こうおん)多湿(たしつ)の気候(きこう)を好(この)むことに対(たい)して、小麦(こむぎ)は乾燥(かんそう)した気候(きこう)を好(この)みます。

  • キャラクター

    日本(にほん)は乾燥(かんそう)した気候(きこう)とはいえないから、小麦(こむぎ)を作(つく)るにはきびしいのかな?どれくらい作(つく)っているんだろうか?

  • キャラクター

    小麦(こむぎ)はわずかな天候(てんこう)の違(ちが)いによって質(しつ)にも量(りょう)にも大(おお)きく影響(えいきょう)します。生産(せいさん)量(りょう)は世界(せかい)全体(ぜんたい)で7億(おく)から8億(おく)トンくらいで、中国(ちゅうごく)が最大(さいだい)の生産(せいさん)国(こく)です。日本(にほん)では100万(まん)トンくらいで、その半分(はんぶん)を超(こ)える量(りょう)が北海道(ほっかいどう)で生産(せいさん)されています。年々(ねんねん)わずかずつですが増(ふ)えています。

  • キャラクター

    日本(にほん)でも小麦粉(こむぎこ)は料理(りょうり)に欠(か)かせないけれど、その生産(せいさん)量(りょう)でどれくらいまかなっているのかしら?

  • キャラクター

    日本(にほん)での小麦(こむぎ)の消費(しょうひ)量(りょう)は580万(まん)トンくらいです。自給(じきゅう)率(りつ)は10~20%の間(あいだ)で変動(へんどう)しています。ただし、作(つく)られているのは大部分(だいぶぶん)がうどん、お好(この)み焼(や)きなどで使(つか)う中力粉(ちゅうりきこ)で、パン、ラーメンなどに使(つか)われる強力粉(きょうりきこ)は1%もあるかどうか…、ほとんどを輸入(ゆにゅう)に頼(たよ)っています。以上(いじょう)です。

  • キャラクター

    輸入(ゆにゅう)が止(と)まると強力粉(きょうりきこ)を使(つか)うパンやラーメンを食(た)べることがむずかしくなるということか。小麦(こむぎ)の品種(ひんしゅ)は多(おお)くあるし、日本(にほん)の気候(きこう)に対(たい)しての向(む)き不向(ふむ)きもあるだろう。あぐりちゃんの報告(ほうこく)にあった超強力(ちょうきょうりき)粉(こ)や超(ちょう)薄力粉(はくりきこ)を開発(かいはつ)したのも日本(にほん)の気候(きこう)に合(あ)う中力粉(ちゅうりきこ)をもっと活用(かつよう)しようとしてだろうね。

補足

  • キャラクター

    パンを膨(ふく)らませたり麺(めん)の腰(こし)のもととなるグルテンは小麦(こむぎ)アレルギーのもとでもあります。小麦(こむぎ)以外(いがい)でも米(こめ)、大麦(おおむぎ)、ライ()麦(むぎ)などを粉(こな)にすればパンを作(つく)ることはできます。グルテンを含(ふく)まないものにもできます。食事(しょくじ)をより楽(たの)しくするためにも、小麦(こむぎ)アレルギーの人(ひと)でもおいしく食(た)べられるパンには期待(きたい)したいですね。